KUNIHIKO KATSUMATA | Right Angle

2000年より撮影が開始された「Right Angle」シリーズは、勝又の代表作とされる「Skyline」シリーズと同じく、写真に現れる「線」の問題にフォーカスしたシリーズです。 　Skylineが都市を遠方から眺める視点であるのに対して、「Right Angle」シリーズは 3次元世界の面と面が直交する最も立体的な空間（Right Angle=直角）である、建築物のディテールを近距離から切り取った写真により構成されています。そのようなせめぎ合う面と面とによる空間が、写真という平面世界に変換された時、現実の空間での前後関係は不分明になり、境界は線として析出されます。

Right Angle -white next to white- (2021)

Giclee Print.

size : 15.8w× 22.5h inches  ( 403w × 573h mm)

EDITION of 30　(AP.5)

10-color process CMYK + spot matte varnish + spot gloss varnish,

on German Etching.

signed by the artist.

⁠NFC tip CoA.